2005年春の大会 1回戦観戦記 2005/04/02




 初戦突破です!

 前号でも申し上げましたが、このところ情報発信が なかなか出来ずに申し訳ありません。おまけに昨日から 春季大会が開幕したにもかかわらず、大会前の最新情報を お伝え出来ずに失礼致しました。昨日の対高輪高校戦の ご報告で、大会前の選評に代えさせていただきます。

 まず、昨日の試合を一言で感想申し上げますと、「快勝」 です!先発した佐藤祥投手は、最初から最後まで非常に 小気味よいピッチングでした。初回こそいきなり四球後、 バント、センター前ヒット、そして外野フライと、あっさり 失点しましたが、1球1球投げる度に「ヨシッ」と腹から 声が出るほど気合いがこもっていました。加えてセンター からホームに向けて強烈な風が吹く中、打者の内外角に 絶妙の配球をし、次戦以降も大いに期待を持てる内容でした。

 一方、攻撃陣については、やはり実戦経験が乏しいからか 序盤はかなり苦戦しました。アゲインストの風が吹く日は いかに強いゴロを内野手の間に打てるかがポイントとなり ますが、実際には簡単にフライを打ち上げるシーンが多く、 ベンチの采配も含めもう少し工夫が欲しかったところです。 ネット裏でもずっとやきもきしておりました。ただ4回に3番 新納選手が相手主戦のストレートをとらえ左中間にツーベース、 このあと、秋に今ひとつ乗り切れなかった来島選手が3塁線に タイムリーと打線がつながり、ここから流れは学院に完全に 傾きました。佐藤投手を中心に、特に内野守備陣が軽快な 動きを見せ、相手に付け入る隙を与えない。当然ながらリズムも よくなり、最終的に逆転となる敵失も呼び、7回裏のだめ押しに つながった形です。

 実は7回表までしか観戦できなかったため、これ以上には 詳報出来ないのですが、昨日の試合を見る限り、このチームは どこまで勝ち進むか分かりません。珍しく甘い評価だと お叱りも頂戴することを承知の上で、ぜひとも皆さん次戦を 直接ご覧になって下さい。春の段階からきっちりした野球を 見ることが出来るのは、何とも気持ちがいいものです。 それでは3日の江戸川球場で、皆様をお待ち申し上げております。


2005.04.02
(文責:広崎正隆 S63卒)