"甲子園"への道
〜2005夏の組合せが決定〜 2005/06/23





 皆様、お待たせしました。2005年夏、西東京大会の組合せが先日 決定しました。注目の初戦の相手はICU=国際基督教大高、7月14日 (木)10時から立川球場にて試合開始です。甲子園に向けた、長い長 い道のりがいよいよ始まります。

 今回の組合せ(当HPの「試合情報」に表を掲載)を見た限り、本音 で言いますとなかなかいいブロックに入ったと思います。しかし例 年そうですが、油断や慢心が必ず自分たちの首を絞めていて、苦杯 を喫することもしばしばありました。最初から全力で、気を引き締 めて試合に臨むことはもちろんのこと、甲子園未出場校である以上 謙虚に戦わなければなりません。事実、この組み合わせを受けての 松本監督は、「相手がどこであれ、一戦一戦大事に戦います。うち は決して圧倒的な底力があるわけではないので、目の前の相手に全 力でぶつかって波に乗っていくしかありません」と、慎重に言葉を 選んで抱負を語ってくれました。とはいえ、言葉の端々に秘めたる 闘志もしっかりと覗かせていて、期待は膨らみます。

 春の大会以降チームは一時低迷したときもありました。明確な目 標を見いだせないまま時ばかりが過ぎていくという、往々にしてあ りがちな"漫然病"がチーム全体に蔓延したものです。しかし、それ が6月5日の銚子西高との練習試合を機にがらっと変わったと言いま す。ご存じの通り、銚子西は春の関東大会に千葉代表で出場した強 豪校。そこを相手に、お互いレギュラー同士でがっぷり四つの試合 をし、結果6-3で勝利したのです。内容も、主軸の門多選手が2本、 水上選手が1本の合計3ホームランが飛び出し、守っては佐藤祥投手、 前田投手のリレーでほぼ完璧な展開でした。選手たちもこういう戦 い方が出来たことで自信につながり、忘れかけていた大きな目標を 思い起こし、まさに目覚めたのだと思います。その後の練習や練習 試合でも様子は一変していて、チーム総仕上げのラストスパートに 突入しています。

 さて、今回のベンチ入りメンバー、最終的に入れ替え等の可能性 があって確定はしておりませんが、現時点では2年生が主力だと言え ます。ただ、やはり最後の最後3年生も意地を見せてバランスの取れ た構成となっています。そんな中、今春入学したばかりの1年生も1 人メンバーに入りました!首脳陣が期待を寄せる投手で、本人もな かなか度胸の据わったタイプなだけに、ここぞという場面で登場し てくることが予想されます。こうした若い選手が活躍してくれるの は、スタンドで観戦するOBにとりましても気持ちのいいものです。 3年生の最後に懸ける思い、経験に裏打ちされたプレーと相俟って チーム一丸の快進撃が起きる予感がするのは、決して私だけではな いでしょう。何度も申し上げている通り、慶応高校が選抜に出場し た以上、夏は学院が早稲田のプライドを見せつける番です。日程も 比較的休日が多いこともあり、一人でも多くの社会人・学生OBに球 場へ足を運んで頂き、熱い熱い声援を選手に直接かけてあげてくだ さい。ぜひとも我々の力で夢実現を後押ししましょう!!


2005.06.23
(文責:広崎正隆 S63卒)