さあ、公式戦だ!春季大会直前情報 2006/03/18




 皆様、お待ちかねの球春到来です!春季大会の一次予選が 今日(18日)から 始まり、学院も明日いよいよ初戦を迎えます。 組合せはすでに当HPにも掲載 している通りで、日体荏原高校と 郁文館高校の勝者が最初の相手となります。 球場は多摩川 河川敷の日体荏原グランドのため、仮に日体荏原が勝ち上がって きますと完全にアウェーの戦いということですね。しかし、冬場にしっかりと 鍛錬した学院野球部にとって、そんなことは全く問題なしと言っていいでしょう!

 その学院、松本監督が「今までで一番期待出来る」と言うほど、走攻守す べての面で充実しています。投手陣もいろいろなタイプがベンチ入りし、一 体どういう起用をするか、首脳陣の采配が注目されます。ただ、誰を使って も十分な投げ込みが出来ているだけに安定ぶりは例年のこの時期に比べて確 かに高いと言えます。相手に絶対に得点を与えない、気迫の投球を各投手が することで、守りから好リズムが出てくるのは確実です。また内外野の守備 に関しても、秋はまだ心許なかった連携プレーなど緻密さが増し、個々の能 力は確実に上がっています。もともと内野の守りは定評がありましたが、外 野も冬場のトレーニングで強肩、守備範囲の広い選手が育ち、投手陣も安心 して打たせて取るピッチングが出来るはずです。

 一方、打線ですが、1年時からレギュラーを張っている経験豊富なクリーン アップが健在で非常に楽しみです。1番から9番まで各打者がそれぞれパワー アップ出来たことで打球の早さも秋からは格段の違いを見せています。練習 試合でもホームランが出るのは半ば当たり前と言えるほど、見ていて実に頼 もしいものです。これが秋の段階でここまでのレベルであればきっと国士舘 にも勝てたろうに・・・思わずぼやいてしまうほどです。とはいえ、好投手 に当たったときに打線はどうなるか、これはやってみないと分かりません。 そういうときに頼りとなるのが”足”。そつのない走塁を目指してきた結果、 単に打って走るだけではない、高等技術を兼ね備えたチームと言ってもいい のではないでしょうか。

 良いことづくめの分析をしておりますが、では弱点はないのか?やはり最 大の不安は、これはどこのチームにも共通ですが、冬が明けて実戦経験、生 きた球を打ち守る機会が少ないことです。いくらレベルが上がったとはいっ ても、そこは高校生。劣勢にたったときに跳ね返すだけの精神力は実戦の場 でこそ鍛えられるだけに、春の段階では試合展開次第で実力を120%出せるこ ともあればほとんど出せずに終わることだってあるわけです。そのためにも、 各試合で先制点を奪うことが勝つ上での必要条件と言えますし、無駄な四球 やエラーは絶対に避けるという基本的なことが出来るかどうかが大きなポイ ントとなります。

 いずれにしましても松本監督は、「一次予選は楽勝のブロックではないが 予選で負けるようでは夏もない。相手のことはよく分からないが選手達はや ってくれると思う」と、選手への信頼を口にしていました。一次予選は2試合 です。2勝してブロック優勝すれば、晴れて4月1日からの本大会に出場です。 本大会ではうまくいけば3回戦で国士舘と再戦出来ます。我々OBも、充実した 今年の学院野球部をぜひ直にグランドで見て、応援して、一緒に勝利の歓喜 に浸りましょう!!どうか皆様、熱い熱いご声援をよろしくお願いします。


2006.03.18
(文責:広崎正隆 S63卒)