2006年OB総会兼壮行会
〜かつてないほど盛況に、期待の大きさ物語る〜 2006/07/03





高橋会長の挨拶  夏の東西東京大会開幕まで残すところ2週間となった先月24日(土)、 恒例のOB総会兼壮行会が学院食堂にて開催されました。今年の出席者は 例年を遙かに上回る約30人、この大会が松本監督にとって最後の戦いで あるということも大きく影響し、関心の高さが裏付けられました。この 場をお借りして、ご参集頂いたOBの皆様に厚く御礼申し上げます。

各OBの激励  部員数は現在78人に上ります。近年では必ずしも驚く人数ではない とはいえ、実際彼ら総勢を前にするとその熱気には圧倒されます。 出席OBも加えますと100人を越す会だっただけに自ずとボルテージは 上がり、各OBの激励を兼ねた挨拶にも力が入りました。さらに今大会の 組合せ(詳細は当HPにも掲載中)も拍車を掛けました。初戦から決して 楽な試合にはならないでしょうが、昨年の夏はあと一歩で実現出来な かった早実との対戦が、お互い順当に勝ち上がれば4回戦で相見える ことになったからです。「早実戦までは、いや早実戦とは言わず 勝ち抜いて甲子園出場を決めてほしい」(S50卒 上野圭一氏)、 「今年の組合せは自分たちが現役の頃と似ている。ぜひ早実に勝って もらいたい」(H9卒 小柳邦法氏)などと、実際早実を非常に意識した 発言が目立ちました。その一方で、「先のことは考えずに一戦一戦を 戦ってほしい。ほとんどがこの高校野球で(本格的な)野球人生は最後 になるだろうから悔いを残すな」(H15卒 竹内仁史氏)という、大学 野球部でレギュラーの一角を勝ち取った竹内選手らしい激励も飛び ました。

背番号授与  OBによる挨拶が一通り終わった後、恒例の背番号授与式が行われま した。肝心の選手達もこの授与式まで今大会のベンチ入りメンバーは 知らされておらず、まさにこの場で名前を読み上げられて初めて分か る、非常に緊張する一幕でした。特にラストシーズンとなる3年生に 至っては皆一様に表情は硬く、毎年のこととは言え、見ている側も 彼らの悲喜交々を肌で感じさせられました。そんな中、鈴木主将が 選手を代表して挨拶し、「一試合一試合を大切に戦います。ベンチに 入れなかった仲間の分も必死に頑張ります」と、主将にふさわしい、 チーム全体に配慮した言葉を述べました。

選手を叱咤激励する松本監督  最後に首脳陣がそれぞれ決意と、選手への檄を飛ばしました。松橋 助監督、黒田コーチは、「まだまだチームは未熟だ。今のままでは勝 ち抜けない。もっと一人一人意識を高く持つように。学院野球部のOB は日本全国、世界各地に散らばっていて皆君たちの活躍を気にしている。 そうしたOBの期待にも応えなければならない」と、非常に厳しく指摘 された一方、栗山部長は、「勝ちたい、絶対勝つんだ、絶対に相手の 投手の球を打ってやるんだ、この気持ちの強い方が最後は勝つ」と、 強靱な精神力を求めました。そして松本監督は、「20人選んだが、なぜ 自分が選ばれたのかよく考えてほしい。多くの有能な選手がいる中で 選ばれた選手がいい加減なプレーをするのであれば、大会ではベンチ にいれないこともある。チームのために何が出来るのか、真剣に考える ように」と、20人だけでなく、78人全員で勝利を目指す、チーム一丸 の戦いを掲げました。

都の西北斉唱  「甲子園出場」を誓って全員起立での「都の西北」斉唱は恒例とは いえ、今年はいつになく気合いがこもりました。松本監督曰く、「今 年のチームは過去と比べても非常に充実している」だけに、その自信 と期待、希望からか、自然と校歌にも現れたのかもしれません。松本 監督の有終の美を飾るにふさわしいチームの戦力、そして組合せ、 私たちOBも大いに注目しようではありませんか!幸い試合日程は、雨 による中止さえなければ4回戦の早実戦までは土日に集中しています。 ”松本チルドレン”の学生OBだけでなく社会人OBも一人でも多く球場 に足を運んで頂き、今年こそ可能性高い悲願達成に向け、ご声援のほど よろしくお願いします。現場、OBが一体となって甲子園を勝ち取りま しょう!!

 なお、OB総会では水藻光(H6卒)事務局長が大阪に転勤となったこと から後任に白石徹太郎(H3卒)氏の起用と、平成17年の決算が承認され ました。ありがとうございました。

大会へ向け団結し盛り上がる3年生たち 気合のポーズ:鈴木主将







 鈴木大地主将の抱負
部員全員78名で一丸となり、勝つことにこだわり大会に臨みます。 ご声援よろしくお願いします。



2006.07.03
(文責:広崎正隆 S63卒)