15年ぶりのシード校!期待膨らみOB総会は大盛会!! 2008/07/10




OBから激励メッセージ(大学野球部OBの竹内君)  15年ぶりにシード校として西東京大会に出場する我が学院野球部。 そのことがどれほどの重みがあるのか、6月28日(土)に行われた、壮 行会を兼ねたOB総会の大盛況ぶりがすべてを物語っていました。リ ニューアルされ、ちょっとしたカフェ(言い過ぎ?!)のようになった 学院食堂にお集まり頂いたOB会員は実に30名!今回初参加というOB 会員もいらっしゃれば、大学の現役野球部員も東伏見から駆けつけて くれました。その熱気が悲願達成に向けてまさに出陣しようとしてい る全部員にどれほどの勇気を与えてくれたことか、この場をお借りし てご参集頂いた皆さんに心の底からお礼を申し上げます。

OBから激励メッセージ(OB会会長の高橋さん)  総会ではOB会員のお一人お一人から恒例の激励の挨拶を頂戴しま したが、やはり異口同音に語られるのが甲子園への想い。年代を問 わず学院野球部OBすべてに共通する、叶わなかった夢。その見果て ぬ夢がいよいよ現実のものとなる日が近づいてきたことに、皆さん の心躍る様子がひしひしと伝わってきました。「甲子園へのOBの期 待は強いが、それをプレッシャーに感じず伸び伸びやってほしい」 と、選手を気遣う発言も多く聞かれましたが、しかしそうは言って も誰もが強い学院を待ち望むもの、60人を超す大所帯となった吉原 (主将)学院に寄せられる視線は非常に熱くなっています。

吉原主将の抱負  こうした状況を肌で感じ取ったか、吉原主将はOB会員に向けた夏 への抱負の中で、「自分たちは甲子園を夢として見ていません。行 くものだと思っています。夢で終わらせるつもりはありません。東 京のテッペン(優勝)を勝ち取り、さらには日本一まで目指します。 OBの皆様の一言一言を胸に刻み、絶対に甲子園に行きます」と、力 強く宣言してくれました。吉原主将の腕っぷしはご覧になった方な ら驚くこと間違いなし、3年間鍛え抜いた証です。どんな投手が相手 でも主将として主砲として、ピンチではチームを救い、チャンスで は一振りで必ず撃沈してくれるという希望の腕です。その主将が語 った決意、筆舌に尽くし難いほどの重みがあると言えます。

 一方、今大会の組合せが決まった翌日、朝日新聞の西東京展望欄 に学院が次のように取り上げられています。『早大学院は制球力の ある鶴谷、走者を背負っても安定している大野ら投手陣が引っ張る 「守りの野球」が持ち味』。さらにサンケイスポーツも、『好投手 2人を擁する早大学院がダークホースだ』と、学院を非常に注目して います。原動力となっているのは紛れもない投手陣。報じられてい ます鶴谷、大野の2枚看板は誰もが認める実力の持ち主で、学院史上 でも稀に見るレベルの高さです。しかも、この2人以外にも十分な力 を持っている投手が控えていて、一部の強豪チームの監督からも「 学院は投手王国」と評されるほどです。

 加えて、二遊間を筆頭にバックの守備も安定したグラブ捌きを見 せる選手がほとんどで、盤石な布陣で試合に臨めます。ただ決して 「守りの野球」ばかりではなく、前段でも申し上げた通り得点力も 吉原主将を中心に高いだけに、首脳陣の采配次第では「ダークホー ス」どころか、まさに西東京を代表する本命の1つとなりうるのです。 栗山部長は、「目指すものは変わらず、甲子園。いい結果が得られ るように選手を動かしたい。高校生は一日で変わる。本人の努力、 日々の研さん、何もしないでうまくはならない。人のためにやるの ではなく、自分のためにやってほしい。(OB会の)期待に添えるよう に頑張りたい」と、選手に最後の最後までレベルアップに努めるよ う自覚を促す一方で、OB会には勝利への自信を滲ませてくれました。

 すでに5日から西東京大会は開幕しています。シード校として登場 する我が学院は、初戦は16日と多少ゆとりがあります。それまでに期 末試験も終え、準備を整えて出陣です。相手は都武蔵丘と大成の勝者 (12日に試合予定)。6連勝で悲願達成です。決して容易な道のりでは ありませんが、ここまで充実した戦力で臨む大会は滅多にありません。 OB会員の皆様、そして学院野球部に熱いご声援を送って下さるすべて の皆様、どうか今夏の戦いぶりにご期待下さい!


2008.07.10
(文責:広崎正隆 S63卒)