2012年春の大会ブロック予選観戦記
〜夏の大会に向けて学院始動!〜 2012/03/22





 新チームスタートとなった昨秋の公式戦、学院は惜しくも日大鶴ヶ丘戦に敗れ、 この春の大会はブロック予選からの出場となりました。

 日鶴の好投手大高投手を打ち崩せなかった反省から、選手全員スイングスピードアップを目指し、 冬場徹底的に振り込んできました。この春の大会はエース田中投手に頼らない攻撃型チームへと 生まれ変わった、新生学院成果を発揮すべく3月18日(日)の初戦に臨んだ学院でしたが、 小雨降る肌寒い天候での試合となりました。

 注目の初戦の先発は岩松投手。秋はエース田中投手のみの登板でしたが、冬場に力をつけ 重要な初戦の先発に抜擢されました。

 初回の三鷹の攻撃を四球を出したものの、キレのある直球を中心に、危なげなく抑えると、 裏の学院の攻撃で早くも打線の援護を受けます。先頭の藤岡選手のヒットから盗塁、 進塁打があり、3番若林選手のタイムリーとあっという間の先取点。その後相手のエラーも絡み 3点を先制します。しかし、その後の攻撃では力みか、肌寒い天候のせいかランナーは出る ものの、得点を奪えずこう着状態となってしまいました。

 一方守備では先発の岩松投手がテンポ良い投球を続け、三鷹打線を抑え込んでいきますが、 4回に失策と四球が絡み、ノーヒットで相手に1点を与えしまいました。

 岩松投手の頑張りに答えたい学院は、失点してしまった回の裏の攻撃で、3番若林選手の この日2本目のタイムリー(左中間を真っ二つに割った悠々の3塁打)でこの回2点を追加。 5回には満塁からの藤岡選手の走者一掃右中間への3塁打と一気に突き放し、10対1の7回 コールドで学院が見事初戦を突破しました。

 つづく、3月21日(水)の二回戦(予選ブロック決勝)は、初戦と同様にまたまた肌寒い天候 での試合となりました。初戦ではつながりを欠いた打線ですが、この数日でどこまで修正 できたかが一つの焦点となりました。

 結果から言えば、打線が「点」ではなく「線」となってつながりを実現することができ、 9点のビッグイニングなど合計16点を得ることができました。各自が次につなぐ意識で 安打を重ね、大量得点をとるという理想の攻撃は、今後の春大会、夏大会に向けて大いに 期待をさせる内容となりました。

 結局、16対6の5回コールドで都市大高を破り、春の大会(本大会)への出場を決めました。

 二回戦は得点した後に失点をするなど、欲を言えばきりないものですので、見事に 連続コールド勝ちで本大会出場を決めた選手たちを素直に祝福したいです。この勢いを そのままに、4月から始まる本大会でも存分に暴れまわって、夏の大会シードを獲得して、 優勝を目指して頑張ってほしいと思います。

 本大会初戦は4月2日(月)12:30から江戸川球場でvs立教池袋です。平日の昼間の為、 応援に駆けつけるには厳しい環境ではありますが、大勢のOBの皆様からの応援が選手・ 木田監督の力になると思います。何卒宜しくお願い致します。



2012.03.22
(文責:三好哲雄 H5卒、栗原貴之 H9卒)