待ちに待った夏の大会開幕!
〜平成24年夏の大会初戦観戦記 (VS都東大和南)〜 2012/07/11





 早いもので、昨年の日大鶴ヶ丘戦から1年がたち、悲願の甲子園出場を 賭けた熱い戦いが、今年も始まりました。

 今年の学院の夏は梅雨明けより一足早く始まり、本日(7/8(日))の天候も厚い雲に覆われ、 時折小雨がぱらつく中での開幕となりました。 球場は今年から使用する事になった「町田市小野路球場」。こけら落しの意味もあってか、 町田市長の始球式でスタートと、地方予選としては異例のスタートとなりました。

 初戦の相手は都東大和南。初戦の日曜日という事もあり、社会人・学生問わず 多くのOBの方々も観戦におとずれていただきました。

 結果としては5対0で勝利。初戦で緊張もあったでしょうし、まだテスト期間中 という事で体も重かったとは思います。天候と同じように、攻守ともに梅雨明け までもう少し!と思わせる戦いとなりました。

 今年のチームは、秋の大会のメンバーから数名レギュラーメンバーが替わっておりました。 1年生の菊池選手が1番センターで出場し、5番には2年生の高橋選手、 さらにこれまで大会メンバーに選ばれていなかった濱田選手もスタメン出場と、 春以降調子を上げてきた選手を木田監督は初戦のメンバーに抜擢しました。

 学院の先発投手はエース田中投手。先頭打者にセカンド神谷選手の脇を抜ける ライト前ヒットを打たれ、いきなりノーアウト1塁のピンチを迎えます。 送りバントでランナーを進められた後、右中間に上がった飛球をライト若林選手が好捕。 緊張する立ち上がりを無失点で切り抜けました。本日の田中投手は、コントロールを 重視した丁寧な立ち上がり。その後もランナーは出すものの、要所を締め完封で締めました。

 対する学院の攻撃は2回。 先頭の4番丸山選手のレフト線への2塁打、5番高橋選手もセンター前ヒットで続き、 ノーアウト1、3塁の先制のチャンス。7番田中選手のセンター前ヒットで先制します。 田中選手は7回にもタイムリーを放ち本日2打点。 中軸が作ったチャンスを物にする重要な役割を担ってくれました。

 本日の学院打線はまだ「線」になっていないという印象を受けました。 チャンスを作るものの、畳み掛ける攻撃というものが出来ていませんでした。 各自が自分の役割を考え、次の人につなげていくという攻撃が出来てくると、 このチームの「打線」が、より力を発揮するはずです。

 しかし、個々の打撃力は秋に比べ、確実にレベルアップしていると感じています。 初めての大会出場となる菊池選手、高橋選手はしっかりと結果をだし、 濱田選手はヒットという結果こそ出なかったものの、芯で捕らえた打球を飛ばし、 次回に期待を抱かせる状況でした。 次回こそは「打線」になる事を期待しています。

 課題はまだまだあるものの、テストと試合の両立という、困難な状況をまずは 乗り越えてくれた学院選手達。次戦は13日(金)11:30〜 八王子球場にて都小平南 との対戦となります。

 OBの皆様、今年も甲子園出場まで1試合1試合が勝負となります。 1戦1戦強くたくましく進化する選手達を応援、そして悲願の甲子園出場まで 見守っていただきたいと思います。 次戦は平日になりますが、是非とも多くのOBの皆様の応援をお待ちしております。

 なお、夏の大会に先駆け、先月6月23日(土)に学院食堂にて、平成24年OB総会兼 壮行会を開催しましたので併せてご報告いたします。今年も、参加したOBから、 数々の熱いメッセージを伝えてもらいました。その気持ちが選手たちに届き、 今回の初戦の結果に少なからず役立ったのではないかと思います。

 がんばれ、学院!



2012.07.11
(文責:三好哲雄 H5卒)