Vol.114 平成26年度 秋の大会ブロック予選初戦 vs南多摩中等教育学校 2014/09/06




 ブロック予選1回戦、秋晴れの空の下、学院野球部の春の選抜に向けた挑戦が始まった。

 今日の試合の先発ピッチャーは背番号3の勝本選手(2年)。試合を作ることに非常に長けた投手である。

 その勝本選手が1回表をきっちり三者凡退に切ってとると、その裏ツーアウトランナー無しから3番 佐藤友哉選手(2年)がサードゴロエラーで出塁、4番小菅選手(2年)の左中間タイムリースリーベースヒット で幸先よく1点を先制する。

 さらに続く2回裏には先頭の6番勝本選手(2年)がセンター前ヒットで出塁、7番久永選手(2年)が送り バントをきっちり決め、8番宮崎選手(1年)のセカンドゴロエラーの間に二塁ランナーホームイン、その後、 牽制悪送球の間に宮崎選手は二塁へ進み、9番高橋脩悟選手(2年)のレフト前タイムリーヒットで3対0と した。

 さらに3回裏には1死後、4番小菅選手がライト前ヒット、ライト後逸の間に三塁へ進み、5番齋藤大河選手 (2年)のショートゴロの間にホームイン、4対0となる。

 4回裏には1死後、9番高橋選手が四球で出塁、盗塁を決め、その後2死3塁で打席には2番田中雅也選手(2年)。 ここで絶妙なセーフティーバントを決め、1点を追加、5対0。続く、5回裏には4番小菅選手のライト前ヒットを 足掛かりに、6対0とリードを広げる。

 しかし、ここまで勝本投手の前に無得点に抑えられてきた南多摩中等教育学校は6回表、2死から3番が センター前ヒットを放つと、4番にレフト線タイムリーツーベースを打たれ1点を返される。なおもピンチは 続いたが、ここは二塁牽制でセカンドランナーを刺し追加点を与えない。

 その裏、学院は1番金子選手(2年)が右中間へのスリーベースヒットで出塁すると、2番田中選手の高いバウンドを セカンドがエラー、1点を追加する。1死後、田中選手が盗塁を決め、4番小菅選手を迎える。小菅選手はライト前 ヒットを放つも、ここはライトがセカンドランナーをホームで刺しチャンスは萎んだかに見えたが、5番齋藤選手が 四球を選び、ここで打席には好投を続ける6番勝本選手が入る。そして、自分が試合を決めてやると打席に入った 勝本選手の一振りは左中間タイムリースリーベースヒットとなり二者がホームイン、この回見事な集中打で9対1と 試合を決定づけた。

 7回表、最後は勝本投手が0に抑え、7回コールドゲームの快勝で初戦を突破した。

 この初戦を振り返ると、走塁など細かいミスはまだまだ見られたが、選手たち自らが考えてプレーしている ところが多々見られた。田中選手のセーフティーバント、金子選手のセンター前に抜けそうな当たりを横っ飛びで キャッチしたプレーなど、ポジショニングを自分で確認した上での好プレーがたくさんあったことは次の試合にも 繋がると思う。

 また、小菅選手や勝本選手など夏を戦ったメンバーの活躍はもちろんのこと、背番号二桁の選手の活躍には目を 見張るものがあった。これは学院野球部の選手層の厚さを裏付けていると言えるだろう。

 次の試合は15日の上水戦!一戦必勝でブロック決勝にまず駒を進めてほしい。

ガンバれ、学院野球部!



2014.09.06
(文責:石森大輝 H26卒)