Vol.125 平成27年夏の大会4回戦観戦記 vs 都立調布南
2015/07/18





 雨による日程の変更から連戦となった今日の試合、両チームの総合力が試される試合で学院は、 夏のシード校として貫禄のある試合運びをした。

 今日の対戦校は都立調布南高校。学院同様、前の試合をコールドゲームで勝ち打線に勢いがある。 しかしそんな調布南を終始圧倒、試合は先攻の学院ペースで進む。

 初回、1番青木選手(3年) 、2番金子選手(3年)が連続四球 で出塁すると3番小菅選手(3年)は送りバント、 このチャンスに打席には昨日タイムリーを打っている4番佐藤選手(3年)。ここで意表をつく初球スクイズが 成功し1点を先制する。

 続く2回、1アウトから7番 浦野選手(1年)と今大会初出場の8番高橋選手(3年)の連打などで、 1アウト満塁のチャンスを作ると1番青木選手のセンターへの犠牲フライで追加点を奪う。

 さらに3回 、先頭の3番小菅選手、4番佐藤選手、5番田中選手(3年)、6番久永選手(3年)の4連続長短打で 2点を追加、その後1アウト満塁となり9番若汐選手(1年)のタイムリーでこの回計3得点をあげリードを広げる。

 今日の学院の先発は背番号20、1年生の若汐投手、捕手の浦野選手とともに1年生バッテリーが 誕生した。若汐投手は初登板であったがヒットを1本も許さない堂々とした投球、3回を無失点に抑える。 そのあとを受け継いだ普段はファーストを守る勝本選手(3年)も、力強いストレートと鋭い変化球で 調布南打線に反撃の糸口すら与えない。

 5回表にも学院は2アウトランナー無しから9番勝本選手ライト前ヒットをきっかけに2アウト1・2塁の チャンスを作ると2番金子選手、3番小菅選手の連続タイムリースリーベースで3点を追加する。

 止まらない学院打線は6回表調布南のピッチャー交代に乗じてさらに畳み掛ける。3つの四死球で 1アウト満塁のチャンスを作ると9番勝本選手の押し出し四球でまず1点、さらに2アウト満塁となり 打席には2番金子選手。ここで金子選手が2打席連続となる左中間を破る走者一掃のタイムリーを放ち この回4点、試合を決める。

 最後は調布南打線に粘りを見せられるも勝本選手が踏ん張りゲームセット、6回コールド、 12対0で勝利をおさめた。

 連戦となった今日の試合、豊富な投手陣と好調の打線が見事に噛み合い、次の試合へ投手陣の 疲労も少なく挑めることは学院野球部にとっては大きな収穫である。

 次の試合は都内屈指の好左腕横森選手を擁する八王子高校。難敵を打ち崩していくべく、 OBをはじめ、皆さまの熱い応援で一丸となって臨みたい。

一戦必勝、ガンバれ学院野球部!!!



2015.07.18
(文責:石森大輝 H26卒)