Vol.126 平成27年秋の大会
ブロック予選2回戦観戦記 vs 聖パウロ学園
2015/09/13





 連日の雨により準備不足が懸念されるなか、新チームにとって大切な初戦。 今日も雨がパラつき始める江戸川球場でプレイボールとなった。

 対戦校は、昨夏西東京大会Best8と実績、実力のある聖パウロ学園。今チームも数人が昨夏から 活躍しているようで、接戦になることが予想された。そしてその通りに、試合は予想が的中した形となった。

 初回、両チーム無得点で終わり両投手とも安定した立ち上がりを見せる。

 試合が動いたのは2回表学院の攻撃。昨年から4番を務めることが多かった太田選手(2年)が ライトポール際にソロホームランを放ち、貴重な先制点をあげる。

 2回裏にピンチを迎えるが、セカンドの後藤選手(2年)とファースト早坂選手(1年)が連続で 好プレーをし、エース柴田投手(2年)を助け無失点で切り抜ける。しかし3回裏、2アウト1、2塁 からエラーやヒットなどで3点を失い、逆転を許してしまう。

 早く追いつきたい学院は5回表、1番宮崎選手(2年:キャプテン)、2番後藤選手、4番太田選手の 長短打で2点をとり、同点とする。

 その後、柴田投手が6、7回と三者凡退に抑え、流れを作ると8回表、相手投手の変わり際を攻める。 1死から1、3塁のチャンスを作ると、ここで7番大石選手(1年)に出たサインはスクイズ。意表をつか れた聖パウロ学園の投手は球の握りかえに失敗し、勝ち越しに成功する。

 しかし、野球はわからないものである。1点リードで迎えた9回裏、2死を簡単に取ったものの、 柴田投手が連続四死球でピンチを作ると痛恨のタイムリーを浴び同点とされ、延長戦に突入してしまう。

 決着がついたのは11回。学院の攻撃は、2死1塁から後藤選手がライト線へのタイムリー3ベースを 放ち、1点の勝ち越しに成功する。その裏の聖パウロ学園の攻撃も、最後はサード内海選手(2年)が 好プレーで締め、5-4でゲームセット!学院の勝利となった。

 柴田投手は11回4失点174球で完投。四死球が少し多かった点が次の試合への反省となるだろう。 ただ、今日のような接戦をものにできたのは大きな収穫になったに違いない。良かった点、悪かった点 共に多く出た試合であったので、しっかりと確認することが勝ち上がるためには必要となるだろう。

 次の代表決定戦は、昨秋Best4に進出している法政大高。手強い相手であるが是非出せる力を存分に発揮してほしい。

一戦必勝、ガンバれ学院野球部!!!



2015.09.13
(文責:青木俊汰 H28卒(予定))