Vol.131 平成28年春の大会本大会1回戦 vs都江戸川 2016/04/03




 学院の春の初戦が、神宮第二球場で曇天のなか行われた。春季大会は夏の大会のシードを決める重要な大会である。

 対戦相手は都立江戸川高校。昨年の春季大会ではベスト8入りするなど、実力のある都立高校、この大会全試合を 2桁得点で勝利しており、打撃の良いチームである。学院の先発は背番号10の岸本投手(3年)。初回は三者凡退で 抑え、良いスタートを切ったが、2回裏に連続で長打を浴び4点を失い、先制点を与えてしまう。続く3回にも、 フォアボールでランナーを貯めてしまうと、木田監督はピッチャーを内田投手(2年)に交代する。内田投手は このピンチを切り抜け、悪い流れを断ち切る。

 すると4回表、先頭の4番太田選手(3年)が安打を放つと6番西川選手(3年)がバックスクリーンに飛び込む ツーランホームランを放った。5回表にも学院は3番の宮崎選手(3年)がセンター前ヒットを放ち1点差にする。

 追い上げムードも一転、6回裏、江戸川高校に3本の安打を浴び2点を失ってしまい、再び3点差となったが、 ピンチに登板した若汐投手(2年)はきっちりと後続を抑え、再度流れを引き寄せる。そして7回表、2番後藤選手 (3年)のツーランホームラン、5番内海選手(3年)の犠牲フライ、6番西川選手のタイムリーヒットで逆転に成功する。

 7回表からはエース柴田投手(3年)が登板。柴田投手は危なげないピッチングで7回、8回を抑える。 ところが勝利が間近に見えた9回表、ツーアウトを簡単に取ったものの5番打者に同点のホームランを浴びてしまう。

 試合は延長戦へ突入し、学院は11回にチャンスを作るものの、得点はできず。その裏、先頭打者にライト オーバーのサヨナラホームランを打たれ、万事休す。学院は夏の大会をノーシードで迎えることになった。

 試合を観戦した感想として、冬を越して打撃力には磨きがかかっており、二本のホームランが飛び出すなど、 冬の練習の成果を見ることができた。しかし課題も見つかった大会だったであろう。夏はこの課題を克服し、 ノーシードから一気に頂点まで駆け上がってもらいたい。

 ガンバレ学院野球部!!!



2016.04.03
(文責:井口聡 H28卒)