Vol.132 平成28年夏の大会2回戦 vs都多摩 2016/07/10




 いよいよ夏の大会が始まった。春の大会では残念ながらシードを取る事が出来ず試験期間中の試合という 厳しい日程であるが、何とかコールド勝ちにする事ができ、いいスタートを切れたのではないか。

 一回戦の相手は都立多摩高校と都立日野の二軍の連合チーム。普通の連合チームではなく、都立日野の 二軍を助っ人として入れた、変則的なチーム。結果を見ればコールド勝ちと圧勝であったが、内容は 結果ほど楽な展開ではなかった。

 一回表学院の攻撃は一番 宮崎(三年)がフォアボールで出塁し、直ぐさまノーアウト2塁の形を作るが、 2番の後藤(三年)が見逃しの三振。続く3番の浦野(二年)がセンターへの犠牲フライでツーアウト3塁の形を作る。 4番太田(三年)5番西川(三年)が連続四球でツーアウト満塁のチャンスを作るが6番平塚(三年)が センターライナーで得点ならずスリーアウトチェンジ。

 一方、守備ではピッチャーの岸本(三年)が先頭二人を連続三振に切るとても良い立ち上がりでその後4回まで 安定感のあるピッチングで相手を寄せ付けない。

 二回表の学院の攻撃は下位打線が連続四球でノーアウト一、二塁のチャンスを作り9番岸本がきっちり送り ワンアウト二、三塁。そのチャンスで一番宮崎も四球、二番後藤がきっちりセンター前に打ち返し学院先制。 しかしその後の三番四番が連続で凡退しこの回は一点どまり。二回までに二度も満塁のチャンスを作るも あと一本が出ないというなかなか流れが掴み切れない苦しい展開。

 試合が動いたのは四回の表。この回先頭の8番磯部(三年)がレフト前ヒット、パスボールで進塁し、 9番岸本がセーフティバントを決め、ノーアウト一、三塁のチャンスを作ると一番宮崎がレフトへの 犠牲フライで追加点。その後相手のエラー四球が続きワンアウト満塁、ここで4番太田がライト前ヒットを 放ちもう1点追加。5番西川がライトフライで倒れるも、6番平塚が四球で押し出し。この回3点を追加する。

 5回表の攻撃中にピッチャーの岸本が足を負傷し、緊急降板。そこでマウンドに上がったのが左の軟投派の 内田(二年)だった。上がった直後にコントロールが定まらずピンチを招くも立て直し無失点に切り抜けた。

 追加点がほしい学院の七回の攻撃では、7番内海が四球で出ると8番磯部のセンター前をセンターが後逸し その間に一塁ランナーが生還し、なおもノーアウト二塁、九番内田がきっちり送り、2番後藤がこの日二本目の タイムリーヒットでこの回二点追加。この時点で6-0で学院リード。コールド勝ちまであと一歩のところまで 迫るもあと一本が出ずコールド勝ちは八回に持ち越しとなった。

 学院の八回の攻撃は、この日途中出場の5番早坂(二年)がライト前ヒットで出塁すると、 6番平塚がヒットエンドランでライトへのポテンヒットを打つ。しかし、小フライと微妙な打球で 一塁ランナーがの判断が悪く、二塁フォースアウト。  その後再び相手のミスが重なりワンアウト一、三塁のチャンスで8番磯部がセーフティースクイズを決め 一点追加し、なおもワンアウト一、三塁。9番内田がレフトへの犠牲フライでこの回二点を追加しコールド勝ちの 権利を得て八回裏の守備につく。

 八回の裏のマウンドに上がったのはエースの柴田。 ショート磯部の二連続ファインプレーの活躍もあり三人でピシャリと抑えた。

 八回コールドという結果になったものの、この日は残塁数が14と多くこの先の戦いに多少の課題が 残る試合となった。まだ二回戦を勝ち抜いただけであり甲子園を今年の目標とする学院は課題をしっかりと 克服し三回戦以降に臨んでほしい

 一試合一試合気を抜かずに目指せ甲子園!ガンバレ学院野球部!!!



2016.07.10
(文責:島田将 H28卒)