Vol.134 平成28年夏の大会4回戦 vs都東大和 2016/07/17




 7月17日、日曜日。2回戦、3回戦と勝ち上がってきた学院は、いよいよシード校である 都立東大和高校との対戦であった。この日は日曜日ということもあり、ネッツ多摩昭島 球場の内野スタンドは満員となった。

 1回表の学院の攻撃、いきなり試合が動く。1番宮ア(3年)の死球、2番内田(2年)の レフト前ヒットの後、3番浦野(2年)の送りバント成功でワンアウト2塁3塁とチャンスを作る。 ここで4番太田(3年)の当たりはファースト強襲のタイムリーエラーとなり、学院が1点を 先制する。続く5番後藤(3年)のゲッツー崩れの間にもう1点を追加し、2-0とリードを広げた。

 学院の先発はエースナンバーをつけた柴田(3年)が先発。初回、2回とランナーを出すが 粘りの投球で無失点に抑える。しかし3回、先頭バッターにヒットを打たれ、バント処理の 失敗やパスボールでワンアウト2塁3塁とピンチを広げてしまう。4番を三振にとるが続く 5番に四球を与え、ツーアウト満塁のピンチ。ここで6番バッターにセンター前にヒットを 打たれ、2-2の同点に追いつかれてしまう。だが、ここで崩れないのが絶対的エースの柴田。 続く4回もツーアウト満塁のピンチを作ってしまうが、闘志あふれるピッチングで またもや4番を三振に打ち取る。

 尻上がりに調子を上げる柴田に応えたい打線は、7回、先頭の代打上和野(2年)がレフト前 ヒットで出塁すると8番磯部(3年)が四球を選び、ワンアウト1塁2塁のチャンスを作る。 ここで迎えるは主将の1番宮ア。宮アの打球は痛烈なライト前ヒットとなり、3-2と再び 学院がリードする。頼れるキャプテンの一打に学院応援スタンドのボルテージは最高潮に 達した。続く2番内田の当たりもファースト強襲のヒットとなり、もう1点を追加する。 8回にも、8番磯部の左中間を破るタイムリーツーベースヒットや9番柴田の犠牲フライなどで、 6-2とリードを広げる。

 点を貰ってからの柴田はリズムよく投げ、焦る東大和打線をピシャリと抑えた。 9回には1点を与えてしまうも、危なげないピッチングで6-3と勝利し、 2年連続のベスト16にコマを進めた。

 投打がガッチリと噛み合い、シード校相手にも自分達の野球ができた学院。この試合を 弾みにして、一つ一つ勝ち進んでいって欲しい。

 ガンバレ学院野球部!!!



2016.07.17
(文責:田中夏貴 H28卒)