Vol.142 平成29年夏の大会1回戦 vs都市大等々力 2017/07/09




 夏大会一回戦、夏を思わせる快晴の中試合は行われた。気温は30度を超え、さらには 学院は試験中のため練習を十分に行えていない。選手達のコンディションが心配されたが、 そんな心配は杞憂に終わった。

 今日の対戦校は都市大等々力高校。地力では学院が上回っているものの油断は禁物だ。

 まず、一回表、学院は2番古橋(3年)がレフト前ヒットで口火を切り、都市大等々力の 立ち上がりを攻め二死満塁とする。ここで、六番大石(3年)にセンター前タイムリーヒットが 飛び出し先制点を挙げる。その後7番新井(2年)もタイムリーヒットで続き、送球エラーの間 に打者新井もホームイン。この回学院は5点を先制する。

 続く二回は、3番浦野(3年)のライト前タイムリーヒット、三回は今日先発の9番須藤(3年) のタイムリーツーベース、四回はキャプテンの5番赤尾(3年)のタイムリーヒットで、1点ずつ 追加。着実に点差を広げていく。

 一方先発の須藤は、公式戦初先発にも関わらず落ち着いたピッチングを披露。初回に ボークで1点、さらには3回裏に4連打で1点を取られたものの尻上がりに調子を上げ、結局 6回を投げ2失点と上々の出来だった。一球一球のびのびと楽しそうに投球する姿が印象的であった。

 その後学院は六回表、5番赤尾、7番新井のそれぞれ今日2本目のタイムリーで2点を追加する。 さらに満塁の場面で9番須藤が今日2本目の長打でランナー3人すべてを返し、この回5点を追加。 これで13-2とこの回の裏を抑えればコールドとなる点差をつけた。

 六回裏はこの回からセカンドに入った小野(3年)が好プレーを見せ、セカンドに飛んだ 3つのゴロを難なく捌きこれでゲームセット。終わってみれば13-2の六回コールドと終始相手 を圧倒する展開となった。

 この試合で奪った得点は打って奪ったものが多く、相手のエラーによってもらったものは 少なかった。テスト期間中の初戦にも関わらず、学院ナインのスイングは鋭く今後も期待 できそうと感じた。チームの中では四番手という立場の須藤も安定した投球で流れを呼び込み、 六回を完投。主力の投手を休ませることが出来たのは今後の戦いを考えると非常に価値ある 投球であった。一方で、課題として挙げられるのは走塁ミスがいくつかあったことだ。 これから先、接戦にもつれた時1つのミスが命取りになってくる。走塁ミスなどの凡ミスは 極力少なくしていきたいところだ。二回戦は13日。まだ時間があるので良かった点、悪かった 点をチーム内でしっかり共有し、今後の戦いに活かしていって欲しいと思う。

 まずは初戦突破、続く二回戦は松が谷高校が相手となる。 スタンド・ベンチ一丸となって勝利を掴みとりたい。

 一戦必勝、頑張れ学院野球部!!!



2017.07.09
(文責:後藤大青 H29卒)