Vol.144 平成30年春の大会1回戦 vs明学東村山 2018/04/03




 春季大会一回戦、明治学院東村山高校との試合は、終盤に勝負がもつれる展開となった。

 学院の先発投手は新井(3年)、明学東村山の先発投手はサウスポーで、球速は125km/h弱であった。 新井の本職はショートであるが、テンポ良くストライクゾーンに球を投げ込み、序盤、中盤と ランナーを出しても要所を締め、相手打線を押さえ込んでいった。

 一方の打線はランナーは出すものの、あと一本が出ず、学院にとっては序盤から中盤にかけては 我慢の展開が続いた。

 試合が動いたのは6回、この回先頭の木屋(3年)がセンター前安打で出塁し、後続が四球、犠打、 四球と続き、一死満塁の場面で、5番の倉田(3年)の内野ゴロの間になんとか学院が一点を先制する。

 しかしその裏、振り逃げや四球、バント安打などでピンチを招き、内野ゴロの間に一点取られ、 同点に追いつかれてしまう。

 学院が追いつかれた直後の7回表、明学東村山は投手を交代した。学院打線は代わった投手の 立ち上がりを攻め、伊勢(3年)のこの日マルチ安打となるライト前安打などでチャンスを作り、 木屋の左中間を破る二塁打で2点を勝ち越した。その後にキャプテンで4番の笹隈にもタイムリー 安打が飛び出し、学院は7回表に3点を勝ち越すことに成功した。

 その後は一点を取られはしたが、新井から佐竹と継投し、勝利を掴み取った。

 序盤は、打線にやや硬さが見え先制点を取るまでは我慢の展開となったが、そこで崩れることなく チャンスが来るまでピッチャーを中心に粘り強く守り抜けたのは、今後に向け自信にして良いの ではないかと思う。

 また、この試合の課題としては、少ないチャンスで得点をものにしていく力であると感じた。 これから先も強いチームが多く、チャンスは必然的に少なくなって来ることが予想されるので、 チャンスでしっかりと点を取れるように攻撃をして欲しいと思った。

 修正すべき点はしっかり修正して、頑張れ学院野球部!!



2018.04.03
(文責:後藤大青 H29卒)