Vol.148 平成30年夏の大会2回戦 vs聖徳学園 2018/07/11




 刺すような日差しの中、全国選手権大会地区予選二回戦は行われた。 二回戦の対戦校は聖徳学園で、投手が安定しておりまとまったチームであった。

 学院の先発投手の新井(3年)は初回、制球が定まらず、四球に短長打が絡みいきなり2点を失った。 しかし、その後は持ち直し追加点を許さない。早めに反撃に出たい学院打線は2回裏、新井自らの レフトポール際本塁打で1点差に詰め寄る。

 そして3回裏、二巡目に突入した学院打線が聖徳学園に襲い掛かる。四球で出た1番木屋(3年)を 2番八巻(2年)が左越え本塁打返し、一気に3-2と逆転に成功する。その後もチャンスを作り、 公式戦初出場の1年生の7番山縣(1年)がセーフティーバントでさらに1点を追加し、4-2で試合は 中盤に突入していく。

 4回に入っても、学院打線は攻撃の手を緩めない。一死二塁の場面で2番八巻が二打席連続と なる本塁打を左中間スタンドへ放り込み2点を追加、さらには新井のこの日3打点目となる右前 適時打で2点を追加し、8-2とする。

 そして5回裏、木屋の右前適時打、佐竹の犠飛でそれぞれ1点ずつを挙げ、なおも二死一塁の 場面で4番の笹隈が打った瞬間それとわかる本塁打を右中間に叩き込み、ここで5回10点差となり、 コールド勝ちとなった。

 終わってみれば、本塁打4本が飛び出し、12-2と完勝であった。特に2番の八巻は二打席連続で 本塁打を放つなど打撃の好調ぶりが際立っていた。次はいよいよ早実戦だ。今年の早実はかなり 投手力が高いとのことなので、これまでのように連打を重ねて大量得点するのは難しいと思う。 少ないチャンスでいかに得点を重ねていけるかが勝負の鍵となっていくだろう。早実にとっては 今大会の初戦なので多少の硬さはあると思う。付け入るスキはあるはずだ。自分たちの野球を できれば必ず勝機は見えてくる。この100回記念大会で新たな学院の歴史が作られることを期待したい。

 頑張れ!学院野球部!!



2018.07.11
(文責:後藤大青 H29卒)